「見たわよ~」
エレベーターを待っていると肩を叩かれて振り返ると、先輩の今井咲季がニヤニヤしながら話しかけてきた。咲季先輩は今の様子を見ていたんだ。明らかにニヤついている・・・
一緒にエレベーターに乗ると、さすがに同乗した人達の前で話題に出してこなかったけど、ロビーに出るな
り会話を再開してきた。
「相変わらずモテているじゃな~い」
「モテていません!」
冷やかして私の頬を突いてくる咲季先輩には、いつもどう対処していいかわからなくなる。
嫌味を言っているわけではない。単純に楽しんで冷やかしてくるのだ。
何故かさっきのような場面を咲季先輩には見られてしまう。
その度にこれだ。
「あら、楓が帰る姿を見るなり追いかけて食事に誘っている現場を見れば、誰だってモテてるね~って思うでしょ。思ったままに言ってるだけよ。」
なんてニコニコして言う。
「もう!咲季先輩、からかうのはナシです!」
私も膨れっ面で言で言い返す。
咲季先輩ったら楽しんでいるよ、まったく悪魔なんだから!
「まぁまぁ怒らないの。好かれるのは幸せなことよ。こんな話題豊富な日は楽しく飲まなきゃ。楓はどうせ暇なんでしょ、この後つきあってよ。」
楽しそうに私に腕を組んできて、さっさとこの後の予定を決めて歩き出した。
こんな風に冷やかして楽しんでいるけど、本当は優しくていい人なんだ。
私の2歳上の咲季先輩は、入社した時から私のことを何かと可愛がってくれている。
エレベーターを待っていると肩を叩かれて振り返ると、先輩の今井咲季がニヤニヤしながら話しかけてきた。咲季先輩は今の様子を見ていたんだ。明らかにニヤついている・・・
一緒にエレベーターに乗ると、さすがに同乗した人達の前で話題に出してこなかったけど、ロビーに出るな
り会話を再開してきた。
「相変わらずモテているじゃな~い」
「モテていません!」
冷やかして私の頬を突いてくる咲季先輩には、いつもどう対処していいかわからなくなる。
嫌味を言っているわけではない。単純に楽しんで冷やかしてくるのだ。
何故かさっきのような場面を咲季先輩には見られてしまう。
その度にこれだ。
「あら、楓が帰る姿を見るなり追いかけて食事に誘っている現場を見れば、誰だってモテてるね~って思うでしょ。思ったままに言ってるだけよ。」
なんてニコニコして言う。
「もう!咲季先輩、からかうのはナシです!」
私も膨れっ面で言で言い返す。
咲季先輩ったら楽しんでいるよ、まったく悪魔なんだから!
「まぁまぁ怒らないの。好かれるのは幸せなことよ。こんな話題豊富な日は楽しく飲まなきゃ。楓はどうせ暇なんでしょ、この後つきあってよ。」
楽しそうに私に腕を組んできて、さっさとこの後の予定を決めて歩き出した。
こんな風に冷やかして楽しんでいるけど、本当は優しくていい人なんだ。
私の2歳上の咲季先輩は、入社した時から私のことを何かと可愛がってくれている。