*******翌年





私たちはまた甲子園をみていた。


このとき私たちはもう〝野球〟を知っていた


『ねー、瑠花?』

『なぁに?勝斗?』

『ぼく、瑠花を甲子園につれてくね。やくしょくだよ?
連れていったら、ぼくのお嫁さんになって?』


『瑠花、勝斗のお嫁さんなるー!
勝斗?
ホームランもお願い!』


『いいよ!
任せて!』






プロポーズ//