「あはは!この胡桃ヤバイって!」


笑いながら画面にうつる私を見る彼



『もう、消してよ!』


そのピースと不自然な笑みが可笑しくて彼は何度も笑っている





キスのプリクラを開いたとき、自然と、これが属にいう青春かな、なんて思ったら嬉しくなってしまった



これが普通の恋なんだよね




それから出てきたプリクラを切って、携帯に貼った





『カップルっぽいね』



「…カップルじゃん」


わしゃわしゃと、髪を撫でてくる颯太に、確かになんて返して二人で笑った






それから、また颯太は用事があるから、と言ってまた触れるだけのキスをして別れた







これから私が学校の日は毎日一緒に登校し、放課後共に過ごすことをお願いされ、断れずに承認した