「…じゃあ、バイバイ!」


「バイバイ!」



『バイバイ』



彩と舞は電車通学の為、二人は駅へ向かう中



[今朝のとこで待ってるよん]


なんてメールがきていたので、急ぎ足でゲームセンターの前へ向かった




「あ!胡桃!お疲れ!」


『お疲れ…颯太』




「じゃあ入ろ」


『え?』



入ったのは、ゲームセンター


そして、プリクラ機の中




『撮るの?』


「うん」



『…わかった』






と答えた時には既に彼は100円玉を4枚、機械の中に滑りこませていた




フラッシュ音とともに明るい光



プリクラなんて滅多にとらない私はポーズに困ってしまい、全部ピースになってしまった




――最後の1枚で、腕をつかまれ、唇と唇が重なった



フラッシュ音が、なった