宛先を颯太にしてすぐメールを送る
[ご飯食べ終わったよ]
こんな感じで、いいのだろうか?
~♪~♪~
すぐ来るメールを開いた
[おかえり(^o^)/
これから俺もご飯だからまた連絡するね!]
ホッとする自分がいた
[行ってらっしゃい。
お風呂行ってきます]
そう返し、部屋着を持ち、ゆっくりとドアを開け――
「ん…修平ッ」
『――ッ』
「ダメッ…」
彩海の甘い声がして、思わず耳をふさいだ
まだ部屋に戻っていないのだろう、リビングからは二人の甘い音がする
こっそりと浴槽に向かった
『なん、で』
裸になって気付く、胸元にたくさんちりばめられた赤い華
俺のモノ、なんて独占するようなたくさんの跡に思わず目を瞑った
こんなに跡をつけられたのは、初めてだ
どうして、最後だと言ったはずなのに
こんな忘れられないような事を彼はするのだろう――…
跡がなくなる頃には、全て、忘れられないのかな?