「優希君っ!!」

「み、さき・・・。ゴメンな。映画見に行けれなくて。」

「そんな事、どうでもいいよぉ!!優希君が、死んじゃうかと思ったんだからぁ!!」

「ゴメン、美咲。俺、実は・・・癌なんだ。」

「え・・・?」

嘘だよね。

「嘘、だよねぇ・・・?嘘って言ってよ!!」

「ほんと、なんだ。先生が、言ったんだ。余命半年だって。」

嫌だ。嫌だよぉ!!優希君を失うなんて、私耐えられない・・・。

「優希君、死なないで。私と一緒に生きて欲しい。」

「美咲?」

「好きだよ、優希君。たとえこの恋がダメでも。私は優希君が好き。」


「俺も、好きだ・・・。美咲の事。」