~Side 美咲~

「優希君っ!!おはよう。」

「あ、はよ。」

ん?少し優希君は元気が無いみたい。

「何かあった?」

「流石、学年1位の頭脳を持った女の子だな。」

「で、な~に?」

「秘密。」

そう、少し寂しげな笑顔を見せた優希君が

どこか遠くに行きそうで。

私は、とっさに

「行かないで!!」

と叫んでいた。