「いいんだよ、焦る必要なんてねぇんだ」


「あ、いや、焦ります、焦りますよ!」



「ジジババになるまで一緒にいるんだぞ?ゆっくりでいいじゃねぇの?」


ジジババ、ってそんな言い方!


「でも、」



少しでも早く、大和さんのものになりたい。



そう思うわたしの頭に、ぽん、と大和さんの手が乗った。



「心配しなくても、イヤっつーくらいヤッてやるから安心しろ」


「やっ!」


ヤる!?


急に生々しい言葉に一気に顔が赤くなる。


「こんなんじゃ先には進めねぇな」



クスっとイタズラぽく笑う大和さん。