「え!」
「は?」
わたしも、大和さんも、多分大雅さんもビックリしていると思う。
「あ、あのチエ」
「バカ!バカ!」
怒りながら、チエが大雅さんの胸に飛び込んだ。
「行くぞ」
いきなり伝票を持って立ち上がる大和さん。
ちゃんと仲直り出来るのか不安だったけれど、大和さんに腕を引っ張られてその場を後にしなくちゃいけなくなった。
店員さんに騒いだ事を謝って店を出る。
「大和さん、チエ達ほっといて大丈夫なんですか?」
「大丈夫だろ」
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