抱っこされたまま寝室へ入ってベッドに寝かされる。



大和さんの香りがする。



「結婚したけど、お前は未成年だし、まだまだ未来ある若者だから色々気をつけようって思ったけど」



おじさんぽい言葉を並べる大和さん、やっぱり真剣な表情は変わらない。



「あんなこと言われたら、我慢出来なくなる」

「んっ、やま、とさん」



大和さんも、欲しいって思ってくれてたんだ。



わたしと、同じ気持ちだったんだ。



なんだ、そうだったんだ。



そう思ったらすごく嬉しくなって


安心して。