そう言うと、わたしを車からだして部屋へと向かう。 乱暴に鍵を開けて中に入ると同時にふわりと体が浮いた。 「え、ちょっと」 これは俗に言うお姫様だっこ!? 「大和さん、お、下ろして」 「やだ。下ろしたら逃げるだろ、お前」 「に、逃げないから!」 「俺、お前のこと信じてねーから」 がーん! 酷いです、大和さん!