葵衣side
「今日は上がらせて頂きますね!」
得意の営業スマイルで私はテレビ局から出た
「おいていくなよぉー!」
「あ、櫻兎。ごめん。」
わすれてた。
「ひでぇなぁー。俺たち、家おんなじなんだからよぉー!」
そう、幼なじみなだけなのに、私達の親はテレビに出ると誰かに恨みを買われてしまうことがあるから同居よっ!
ってことで、同じ家。
地味にお金には困ってないらしく豪華な一軒家だ。
「はいはい。帰ろうか」
軽く流して家へと足をすすめる。
今日ははやくでていかないといけない。
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