「本当?お姉さんたち、ありがとう!」

俺はそう言って走りだそうとした。




グイッ



「あの道が近道だよ!お姉さんたちもよく通るんだっ」




「そうなんだ。道教えてくれる?お姉さんたち………」




「うんっ。行こっか」




俺達は木陰のある細い道を歩いていった






すると、目の前に



「黒い車で道が塞がってるよ?お姉さんたちー…大丈夫?」



「大丈夫よっ」





俺は餓鬼だった 





何も出来なかった