…………ガシャン
ウィーン
お医者さんが出てきた
「ご血縁のあるお方は、こちらに来てください……。
その他のお方については集中治療室に葵衣さんをお運びいたしますので
どうか見に行ってあげてください」
「美弥、一緒に行こう。」
淮さんの言葉と共に
淮さんは他の部屋で待っていた義理の両親を呼びに行ってから
案内された部屋に向かった
「…それで、娘はどうなんでしょうか」
お母さんが聞く
「死にはしませんでした。が、
弾の1つに毒物反応があり、
体にもよく回っているので
きっと最初に撃たれた弾だと思います
その毒のせいかはわかりませんが
もしかしたら後遺症が残るかもしれません
…その確率が87%なのです」
「…………!