葵衣side




「来いよ。幸汰…っ」



「………っ」




「今更俺は嫌々だったなんて



通用しねえかんな!!」


「そんなこといわねぇよ!」



殴り掛かってくる幸汰


でも

まだまだ!




ガシッ


左手で受け止める。


「お前ならやめようと言えたはずだ。なぜ言わなかった?」


「………あいつらは…恩人だからなっ!!」



…ふーん。


「やっぱ、いいやつじゃん!」



グイッ




ドスッ





左手で受け止めた拳を近づけて蹴りを入れた





「ふぅ、」



「碧里。こっちも終わったよーっ」