学校へと向かう途中、
夜空にはたくさんの
輝く綺麗な星が
ちりばめられていた
「わぁ、綺麗な星」
ずっーと夜空を見ていた
せいで前に気づかずあたしは
近くにあった電柱におでこを
いい音がするくらいの勢いで
ぶつけた
ここに柚がいたら
きっと毒舌を吐くだろう
真っ赤になったおでこを
手のひらでさすりながら
学校に着いた
あたしの通う学校は
普通の高校で校則も
あまり厳しくはない
高校に入ったら天文部に
入りたいななんて思って
いだけど天文部なんてものは
この学校にはないらしい
教室に着き、あたしは
自分の机から宿題を
取ると、教室の窓から
普段は開いていないはずの
屋上のドアが開いてることに
気がつき屋上に足を向けていた
屋上に着きドアを開き
夜空を見上げるとそこには
無数の星があった