とうとう…とうとう…夏休みー!

 そして今日はなんと、海に来ちゃってまーすッ!

 まあ、腹も足もヤバいからとてもじゃないけどビキニなんか着れないけどね!

 ちゃーんと半ズボンもパーカーも持ってきたし!

 準備は万全♪


「藍架ーッ!早く着替えて海入ろっ?」


 一緒に来たのはいつもの5人なんだけど!


「や…もうこれで入るつもりなんだけどね」

「えぇ?!水着じゃないじゃん!!」

「下に着てるし。
 てか、水着だけでいられるわけないでしょ!」


 パーカーを捲ろうとする涼の手を抑える。

 涼は余分な肉がないからふつーにビキニ。

 涼の白い肌にオレンジのビキニがよく映える。

 あたしはそんな自信ないからね!!!!


「藍架ーッ!!ビーキーニーッ!」

「やめなさいッ!
 変態ですか君はッ!!
 ちょ…ズボン下ろすなーッ!!
 助けてぇーーーッ!!!!」