涼からは横から抱きつかれ

 春樹からは正面からぎゅうぎゅう抱きしめられ…

 挙げ句の果てには、芳斗…サン からも頭を撫でられる。


「芳斗サンまで何してるんですかぁ?!」

「…芳斗でいい」

「はなして芳斗〜〜ッ!」


 なんであたしが子供扱いされなきゃなの〜?!

 涼のほうがちっちゃくてカワイイのにッ!

 あたし可愛くなんてないしッ!!


「…ふっ」

「?!」


 なにこいつ!?鼻で笑った?!?!

 イラッと来たんですけど!


「何笑ってんのよ?!」

「べつにぃ〜?」

「何かあんなら言いなさいよ!」

「何もねぇし!」

「〜〜ッ!」


 なら意味もなく鼻で笑うな〜〜〜!!!!

 あぁもう、ほんと!

 コイツと性格合わない!


「あ!そぉ言えばさ、やっぱり藍架もバンド入ろぉよぉ〜。
 音楽楽しいよ♪」

「…それは、ムリ」