「ッ!―わ、悪い?!?!」

「ぶっ!!あっははは!!!!」

 …なんか春樹意地悪なんですけど。

 高2で今まで彼氏以内ってそんなにおかしい??


「超意外!藍架いそうなのに!
 …つか、返事は?」

「え!?」


 そう言えば確かめただけで、返事してなかった…。

 なんか初めて会ったときのこと思い出すなっ。

 春樹話蒸し返すんだもん。


「えっと…あたしも、春樹のこと…好き」


 うひゃあ〜照れるッ!!

 どっか隠れたいッ!!!!

 赤い顔を隠すように俯くけど、春樹に上を向かせられる。

 春樹って、Sだ…ッ。


「めっちゃ嬉しい♪」


 赤い顔を隠さずににっこり笑う春樹。

 その笑顔を見て、好きだなぁ…って思った。

 ――でもゴメンね。

 あたしの過ちをあなたに話す日は――きっと来ない。