「うん!あたしも大好き!」


 お互いの涙を見て、笑った。

 あたしも、裏切らないよ。

 涼が大好きだから!

 ちらっと、後ろにいる光を見た。

 …ありがとう。

 光に会えなかったら…みんなに会うことも、なかったかもね。







「あ!そうだ、あのねっ」

「ん?」


 涼が嬉しそうに話し出す。


「今日、千夏と瑠依がおはようって言ってくれたんだぁ♪
 それ言おうとしたの」

「ほんとに?!良かったねぇ…」

「うん!でも、何でだろぉ…」


 千夏瑠依、ほんとに声かけられたんだ…。

 あたしがいろいろ言ったっては言ってないみたいだけど。


「いいじゃん!
 涼は何にも悪くないんだから、ね?
 素直に喜んどきなって♪」

「?…うんっ」


 抱きついてきた涼を抱きしめる。