「いじめなんてする奴は人間じゃない!!
 動物以下なんだよ!!!!」


 3人の言葉が、すごく嬉しかった。

 あたしのためにこんなに怒ってくれるなんて…思わなかったよ。


「涼は絶対許さないから!!
 こんなに優しい藍架のこと、いじめるなんて意味わかんないよッ!!!!」


 涼が半泣きになりながらそう叫ぶ。

 戻ってきた光がぽん、と肩を叩いた。

 あたしも何か言えって、ことかな…。


「…大好きだった。
 信じてた。友だちって思ってた。
 けど2人は違ったんだね。
 …もう、関わらないで。
 …バイバイ」


 泣きそうな涼に支えてもらって、教室を出る。

 これで…終わったんだよね。

 そう思ったら涙がぼろぼろ出てきた。


「藍架〜!
 涼は裏切らないからね!
 ずぅっとずぅっと、大好きだからねッ!!」