…もしかして2人は…

 ファンクラブの、人?


「馴れ馴れしいんだよ、さっさと2人から離れろっつーのッ!!」

「身の程知らずってことにも気付かないの〜?」


 そう言いながら、マナがあたしを蹴った。

 お腹に走る痛み。


「ぁ、ぐ…ッ」

「後から出てきたくせに…ッ!!」


 ―バシッ ドカッ


「ぅあ"…ふ、」


 なんで…どうして…?


「…ど、して…とも、だち…」

「はぁ〜?人の男盗っといて何言ってんの?」

「あはは〜友だちなんてそんなもんじゃん!」


 そう、だったんだ…。

 そこである疑問が浮き出てきた。


「あの嫌がらせも…2人、が…?」

「写真?カッター?
 それとも…ずーっと続いてる嫌がらせのこと?」


 言葉にならなくて、頷いた。

 だってあたしが聞きたいのは全部だったから…。