「ねぇ、サボっちゃわない?」

「いいねーッ!」


 そしてあたしたちは久しぶりに3人でサボることにした。







 「いいとこ見つけた」って言葉についていくと…。


「ねぇ、こっちってヤバくない??」


 今は使っていない、裏の倉庫に着いた。


「ほんとに人来ないんだよー♪
 さ、入ろっ」

「…うん」


 何だろ…?何か、変な感じする。

 先に入って行った2人に続いて、中に入る。

 ―ドサッ


「…え?」


 気付いたらあたしは、マットの上に倒されていた。

 目の前にいる2人を見る。


「…マナ…?チカ…?」

「藍架って意外に頭悪いんだね。
 驚いちゃった」

「え…??」


 何、この状況…。

 なんであたし、囲まれてるの…?

 なんでそんな目で、あたしを見るの…?


「いい加減気付けよブスッ!」