「ふんっ、最後まで話を聞かなかったのは君たちだが?」


 ああああぁぁぁあああ…

 久々に爆発しそう…ッ!!!!

 だってこの人むかつくんだもん!


「落ち着こうよ、藍架…」


 泣き止んだ涼に宥められる。

 りょ、涼に宥められるなんて…


「…あたしたちは、今まで通りでいいんですよね?」


 なんとか怒りを抑えて聞く。

 あたしが知りたいのは、それだけだから。


「あぁ。…楽しみにしているよ」


 そう言って微笑んだ校長。

 …あれ?誰かに似てる気がする…誰だっけ??


「じゃあ、もう帰りなさい。
 暗いから気をつけて」

「はい、失礼しました」


 校長室から出ると、気まずい雰囲気…。

 …あたしと光のせいだよね、

 てかほとんどあたしだよね。

 謝んなきゃ…