「おい、校長室行くぞ」

「「「「…」」」」

 いつもなんかよりずっと怖い光。

 春樹に話も聞けない雰囲気。

 …なんで…?

 あたしたちはただ黙って、光の背中を追った。







 ―バンッ!!!!

 ドアが壊れてしまいそうな音。

 いつもより…荒々しい。


「っ、光…」

「やめろ藍架」

「だって、」


 春樹があたしを止めた。

 この状態の光に、何言っても無駄ってこと?


「どういうことだよ、何で…何でライブ中止なんだよ!?!?」

「!?」


 え…ライブ、中止…!?

 ライブって、点灯式の…だよね、


「そんな…何でですか?!」

「点灯式のライブはプロがすることになった。
 君たちはいらないんだ」


 …いらない…?

 あたしたちの歌は、音楽は…必要ないって言うの…?