「は…?!」


 羽ばたく翼…??


「…って、なんであたしが連れて来られなきゃいけないのよ?!」

「決まってんだろ?
 お前をメンバーに"っ?!」

「初めまして〜☆★
 水羽涼っていいますっ☆
 涼って呼んでね☆★」


 小ザルにタックルして

 あたしに自己紹介してきたのは…超絶美少女。

 柔らかそうな黒髪をツインテールにして、

 ウサギのように跳び跳ねてる。

 でもあたしの頭はショート寸前。


「木嶋芳斗。よろしく」

「あっれ〜?ハルキいねぇじゃん!!」


 よろしく…?それにさっき小ザルが言いかけたセリフ…。


「ちょちょちょ…さっき言いかけたこと、もう1回言ってくれない?」

「『決まってんだろ?お前をメンバーに入れるからだよ』か?」

「そうよそれよ!
 なんであたしが…っ!」

「そ・れ」

「は…?」


 あたしを指差す小ザル。