「驚くも何も、昨日の歌でわかる」


 うんうん、と頷く後ろの2人。


「涼、女の子がい〜なァ〜♪」

「性別的には女だぜ」

「わ〜い!やったぁ☆」

「どんな奴よ?悪い奴とは思わねぇけどさ…」


 一瞬、4人の表情に影が落ちる。

 次の瞬間にはもう戻っていたが…。


「まさかお前…」


 ヨシトが眉間に皺を寄せながら光を見る。


「そのま・さ・か」

「え〜何々?!
 芳斗知ってるの?!?!」


 大きな目をキラキラと輝かせて、芳斗を見る涼。


「近い内に会わすさ」







―――――








「藍架おっはよ〜ん♪」

「…おはよ」


 この間のイライラがおさまらない…ッ!

 せっかく ハーゲン買ったのにッ!

 高かったのにッ!!


「今日も相変わらずイライラしてるね〜」

「そーね…」


 あの小ザルのせいだ!!

 次会ったら…あ、もう会わなくっていいや。