「理沙がね、あたしにサンタさん来てくれたんだって」



「うん」



「プレゼント、あたしが今一番欲しいものだよって……そしたら部屋に神矢くんがいた。」



「……うん」




「夢だと思ったの。もう、会えないと思ったから。」



ギュッと神矢くんの服を掴むと神矢くんはあたしの目線に合わせてしゃがんだ。




「オレが欲しいの?」



静かに頷くと、神矢くんはふっと優しく笑った。



「やらしーヤツだなお前は」



「なっ!そういう意味じゃ!あたしは……!」