だけど、あたしもまだ安心できない。
「神矢くん、香純さんと…外国行っちゃうの?」
「……は?行くわけねぇだろ。まあ、最初は行くつもりだったけどアイツについて行こうってわけじゃなかったから。」
なんだ……そうだったんだ。
てっきりより戻したんだと思ってたよ。
「じゃあ、どうして外国行こうとしたの…?」
すると、神矢くんは黙り込んだ。
え?何か変なこと聞いた?
「……それは、お前と零士が…一緒にいるとこ見たくなかったから」
……え?
それって、それって……
「ヤキモチ…ですか、?」
「…っ、だったらなんだよ…」
照れているのかあたしから顔をそらす神矢くんに胸がキュンとした。
……どうしよ、可愛い。