「そう!それよっ!子供みたいに自分のオモチャが他の誰かに取られたくないってことじゃない?」
り、理沙まで……
悲しいけどそうかもしれない。
「まあ、芽衣のこと離したくないんじゃない?」
さっぱり神矢くんがわからない。
あたしはモノじゃないっつーのっ!
あたしは出来る限りこの痕が見られないように気をつけて歩いた。
神社のお祭りはもう始まっていてたくさんの屋台が出ていた。
「綿あめ食べたいっ!」
「あたしはねぇ焼きそば〜」
それぞれ好きなものを買ってぶらぶらしてると後ろから声をかけられた。
「ねぇ、そこの可愛子ちゃん一緒に遊ばねぇ?」
か、可愛子ちゃんって……
何だか聞き慣れた声に振り返ると
「……相馬くん、?」
女の子たちをたくさん引き連れた相馬くんだった。
「わお!芽衣ちゃんに理沙ちん!二人ともすげぇ可愛いじゃん!」
理沙に感しては目をハートにして上から下まで舐め回すように見ていた。