すると、神矢くんは微笑んでベッドから起き上がった。



「じゃあ、脱いで。」



────は?



「ぬ、脱ぐ!?ここで?」



「それともオレが脱がしてやろうか?」



────!??



「なっ///へ、変態っ!脱ぐから後ろ向いててよ!」



「しょーがねぇな。20秒な。20、19……」


「ちょっ!20秒とか無理だって!せめて30秒!」



神矢くんが後ろを向いたのを確認してあたしは脱ぎ始めた。



「15、14、13……」



クソ〜まんまと悪魔の流れに乗ってしまった。

何でこんな羽目に……っ!



「5、4、3、2……」



あたしは部屋着を脱いで慌てて黒い長めのキャミソールを着た。

ちょ、これパンツ見えないよね!?



「ゼロ〜、はい終わり」


そう言って神矢くんは振り返った。


こんなカッコ恥ずかしすぎるよ……



「何だよ、下着だけじゃねぇの」


と、神矢くんは冷めざめと言った。


はぁああああ!??

ふざけんな変態男め!!