さっきまで笑っていた和穂があたしの質問の後にすぐ表情を鋭くした。
この顔は明らかに怒ってる。
何?怒りたいのはこっちなんだけど?
そんな考えは和穂がグッと距離を縮めてきたことにより、消される。
さっきのキスのように近い距離。
あたしの身体は自然と反る。
あたしの上に乗るような形で和穂は至近距離であたしを見下ろしている。
そして和穂の口から出たのは理解の出来ない言葉だった。
「…俺のこと好きか?愛羅」
…はぁ?意味が分からない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…