あたしは力いっぱい手を動かして起き上がる。




どうやらあたしは和穂の太ももを枕にしていたらしい。




「…お前、頭重すぎ。おかけで足痺れた」




知らないよ、そんなの。




あんたが勝手にあたしの頭を自分の太ももに乗せたんでしょうが。




あたしがそうしたなら謝ってあげるよ。




そう思いながらもあたしは机の上にあるプリントを見た。




それを見て驚愕した。




何で…可笑しい…てか




「あり得ない!!何でここ間違えてるの!?」




プリントを見ると最後の問題だけ間違えてた。