クソ、あの悪魔に薬を飲まされたせいで眠くならない。
昼間は起きてたってすることないんだから、寝たって別にいいのに。
てか寝たい。
いつもならかすみんいるけど、今日は午後出張で今はあたし1人。
1人になるといつも思い出してしまうことがある。
でも今日は昼に言われた椎名さんの言葉を思い出す。
どうせあたしに友達がいないからって同情したんでしょ?
あたしに同情する時間があるなら他の友達と遊んだりしてればいいのに。
あたしと友達になったって毒舌攻撃されるだけなのに。
友達…か。
そして思い出すのは忌々しいこの病気のきっかけとなった事件のこと。
あたしがこの眠り病にかかったのは13歳、中学2年の時。