保健室。
「きゃー!何それ!柳先生ってそんなことやる人だったの!?」
今朝の出来事をかすみんに話したら、かすみんは鳥肌をたてていた。
まぁ、世の女の子はこれで好きになったりするんだろうけどね。
かすみんは男嫌いだから、鳥肌を鎮めるように腕をさすってる。
「私もね!人数合わせだっていうから仕方なく合コンに行ったんだけど、1人の男に個人的に会いたいって言われて〜。
もう、殺意しか芽生えなかったわ〜」
かすみん、怖いよ。
とりあえずその手に持ってるカッター仕舞おうか。
かすみんはすごく美人なのに男嫌いなのが勿体ないと思う。
ちゃんと誠実でいい男もいると思うけど…
あの悪魔は別として。
「かすみん美人だからね。モテるんだよ?」
「モテたとしても嫌いなものは嫌いなのよ〜!!」
いや、かすみん。
モテることは否定しないのね。