私は自分の部屋で叫んだ。

「前田ムカつく―!」

私の部屋は3階だ。
だから、2階の部屋に居る
お母さんにばれないように口を押さえて
叫びまくった。

(あいつの頬殴っちゃった…)

私は申し訳ないような気分だった…。
そんな事を考えて眠った。



次の日

私は家のポストの中を見たら
私宛の手紙が中にあった。

内容はこうだ

―――和田菜月様―――
あなたがやってきた事は
すべて知っている。
これ以上茶木翔子の事について
関わる事をやめる事をおススメする。
それでも関わるなら
こっちにも考えはある。
これはただの手紙ではない。
警告状である。
―――ブラックより―――

ブラック…?
誰それって思いながらも
私は手紙をポケットに入れた。

そして
その手紙の事を飛鳥と未来に言うと

「私も入ってたよ」
「えっ!?」
「ウチも入ってたぞ」
「え~!?」

私は
今までにないぐらいビックリした。
送り主は3人とも
「ブラック」だった。
書いてる内容は違ったが…。

「偶然じゃないよな…」

飛鳥が不思議そうな顔をして言った。

「確かに私も思う…」
「Metoo…」

何で英語?と未来に言いたかったが
そこは我慢した。

「もしかしたらクラスでも…?」

私達は
走って教室に行った。

すると
入る前に叫び声が聞こえてきた。

その叫び声は麻奈だった…。
そして笑い声に変わっていった。

すべて
手紙から始まっていた。