「良い感じになったね…」

「ウチにはわからへん…」

「metoo…」

私と飛鳥と未来はいつものごとく唖然としていた。

「だから何で毎回大山は英語なんだ?」

雅木がそう言うと西山は…。

「そう言う奴だ…」

「そうだったの西山?」

「まぁ片桐にはわからんだろう…」

「じゃあ何で西山にはわかるんだ?」

「じゃあ何で高島にはわからないんだ?」

「俺は大山には興味が無いから」

「嫌な奴…」

西山とせなの言い争いを唖然と見てる一同。
そしてせなは西山に最後に耳元でこう言った。

『お前だって今は片桐麻子に乗り換えたんだろう?』

そうせなが言った言葉に西山は無言になった。
そしてみんなも無言になった。

その沈黙を破るように亮磨が話をした。

「んじゃあ…。行くか…。別行動…」

「そうだね…。じゃあ大山行くぞ」

「あっ、うん!!」

そして先頭に雅木・未来ペアが出て行った。
その後にせなが無言で歩き出した。

「ちょっ!!高島!!」

「早く行くぞ」

「はぁ~!?勝手な奴め…」

そして走って飛鳥はせなの後を追った。

「じゃあ俺達も行くか」

西山は麻奈にそう言った。
すると麻奈は笑顔で歩こうとしたが…。

「西…山…」

そう言って倒れそうになったが西山が支えた。
そして目覚めたのは…。

「じゃあ行く?」

「おう。行こうか麻子」

私と亮磨は口が開いたままだった…。

そして亮磨は照れながら手を出して言った。

「じゃあ…。行こうか」

私も照れながら手を握った。

「うん…」