その日はぶらり歩きに決まった。

料理対決の優勝商品は近くの水族館のチケットだった。
その水族館に行く事になった。

すると亮磨は耳元でこう言った。

『俺らの最後の思い出だな』

そして中に入って行った。

(悲しい事言わないでよ…)

そして私も中に入った。
中は水の中をイメージした感じだった。

あたり一面が水色や青色だった。

「キレイ…」

「わぁ…」

「Beautiful…」

「ウチ今泳げる気がする…」

女子が感動している一方で男子は…。

「菜月ってこんなの好きなんだな…」

「片桐って意外と乙女だな…」

「大山…。何で英語なんだ?」

「中井はアホなのか?」

と、一人一人が話していると前田が…。

「全員アホだろ?」

すると女子全員前田を睨んで…。

「うるさい!!」

そして男子全員が笑った。

その光景を見て亮磨はある事を思いついたらしくこう言った。

「なぁ…。個別で行動しないか?」

そして前田が

「じゃあ俺は外れる。ちょっと上原の見送り行くわ」

「わかった…。みんなは?」

『賛成!!』

そうみんなが言うと亮磨は笑顔になった。

「じゃあ、分け方はクジでな!!」