「未来!!話がある!!」

私は部屋に入るなりそう言った。

未来はもちろんビックリしていた。
だがすぐに解釈した。

「わかった。ちょっと待って」

そう言って次の準備の支度を急いだ。

雅木はこっちを見た。
そして口パクで「俺?」と言った。

私は首を横に振るしか出来なかった。
雅木も安心していた。

「OK!!準備出来た!!じゃあ行くね」

そして未来はこっちに来た。

私は未来を外まで連れ出した。

「ん~…。朝の日差しは綺麗だね。菜月」

未来は少し緊張していた。

昔から最後に「菜月」と付ける時は緊張してる時だ。
未来は怖いんだろう…。

きっと雅木の事を聞かれるのが…。

でも逃げてちゃダメだ…。

私はゆっくり話し始めた…。