すると、それを合図にしたように力哉と強のミサンガも切れたのだ。


ほぼ同時に切れた3人のミサンガに、みんなは目をパチクリさせる。


すごい……。


こんなことってあるんだ。


「さぁ、パーティーを始めよう!」


一旦部屋を出ていたアツシが戻ってきて、用意していた大きなケーキをテーブルに置く。


うわぁ、おいしそう!


「へぇ、なかなか豪華だな」


大志があたしの隣に座ってそう言った。


「妊娠祝いだもん。このくらいしなきゃ」