・・・・夢叶の為に存在しているのだ。」
夢「遼・・・・」
遼「夢叶、やっと会えたね。」
浚「・・・っ」
浚は、身動きが取れてないが、声は出るみたいだ。
遼「愛してる、夢叶。
俺が、守るから。」
ふわっと
柑橘系の匂いに包まれ、頭の上で囁いた。
夢「・・・・グスッ
遼・・・・」
初めて、守ると言われた。
しかも、相手が唯一愛してる遼だった――――
夢「ありがとう。・・・遼・・たしも・・愛っ・・して・・・。」
私が荒らした後に散らばる硝子で
お腹を刺した。
遼「夢・・・・
夢ぇぇええ~~~!!!!」
浚「・・!!」
竜「・・・。」
直「えっ!!」
奏「黒蝶・・」
蝶は美しい赤を参らせながら
その場で倒れて行った――――