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翌日。



今日…私の隣を歩いて帰ってるのは
紗季ではなく…藤田君だ。



バスケ部が後半の時はいつも一緒に帰ってるんだけど…



昨日の話というか心境からか…なんか今日は緊張してしまう。




藤田君は…今…何を思ってるんだろ…



私は隣で歩く藤田君をちらりと見つめる。




やっぱり…怒ってる?




そういや…今日も合奏が長引いちゃって、少し藤田君を待たせちゃったな…



基本、私が待たせちゃってるし…




「…どうした?」







わわわわ!




「な、なんでもないよ…」



全く…急に話し掛けてくるからビックリしちゃうじゃん…




…………




って…ちがぁーうっ!