「おーい!祥平!試合始めるぞ!」



「は、はい!」



体育館の中から聞こえたキャプテンの声で我にかえる。



でも…



試合中も、ずっと…頭にあるのは
菊池のあの笑顔だけだ。



くそっ…俺…まじでどうかしてる…