「な…」


!!


私が言おうとした瞬間
強引に唇で塞がれる。


いや…強引に…じゃない。



とっても優しい…
キス…ですよね?


もう何が起きてるか分かんないんだけど…


私の顔は赤くなるばかりだ。


唇が離されてからも私はぼーっとしたまま。


そんな私をずっと見つめていた藤田君が口を開いた。



「…俺、由衣が……


好きだ。ずっと前から。」


「…!」