私たちが元の場所に戻ると、一緒に遊んでたみんなが駆け寄ってきた。

「いたぁぁぁぁぁーーーー!!!!」

「どこいってたんだよぉー!」

「無事でよかったぁー!」

口々にみんな色んなことを言うのでなんて返せばいいのかわからなかった。

「心配かけてごめんな。だけど、俺たちあそこにずっと隠れてたんだぞ。まあ、今回は俺たちの勝ちだなー!ワハハハハ」

と、これはすべての問に対する優の返事なのかわからないけど、この一言ですべての疑問が解決したような気がするのは、まだ考えが未熟な私の思い込みだったのかもしれない。

その後、私たちは親にこっぴどく怒られたが、何にせよ、誰も怪我しなかったのが良かったね。

この頃かは私もわからないけど、優に惹かれていったのかもしれない。

なんか、ずーっととてもドキドキしたもん。