「あっ、蒼甫さん!返信来てます」


ま、まじで?


「ちょっ、な、なんて書いてある?」


“蒼甫君?すごい!
よく私がわかったね
久しぶりだね”


「優月、ホントに久しぶりだよ…」


感動して、俺また泣きそう。


「あとは、まぁ好きにメッセージしてくださいよ」


「お、おう。

ありがとな、ミキト。

今度、焼肉おごってやっから」


「あざーっす」


早速返信しなきゃ。


えーっと…。


『つぶやき見たけど、今イギリスにいるのか?』


これで送信っと。


しばらく待つと返信が来た。


“そうよ。ネス湖に来てるの。
ネッシーに会えるかしら”


「ははっ。何言ってんだよ」


『すごいね。写真集。
全部、すごく良い写真だった』


“ありがとう。
蒼甫君が撮った写真、勝手に載せてごめんね”


『そんなのいいよ。
嬉しかった。
あの写真、覚えてた。
くれって言ってもくれなかったから』


“あの写真、ずっと大事にしてたよ。
最高に、素晴らしい瞬間の写真だと思って。
私もこんなふうに撮りたいって思ったの。
あれが、私の原点だったよ”


『そうだったんだな』


“海外に行ってからも、蒼甫君の活躍ずっと見てたよ。
映画もドラマも全部観た”


『マジで?ありがとう』


“イチャさんや守屋さんは元気かな”


『うん。元気だよ。ビルも大きくなったし』


“そう。良かった。なつかしいな”