「前に俺、優月のバイト先に行っただろ?
あの時にさ、客の中にキャップ帽を被った20代くらいの男がいてさ」
「あ、その人って常連さんだよ。
いつも同じ席に座って、同じコーヒー飲むの」
なんで蒼甫君は、その人の話をするのだろう?
「アイツ、優月狙いだぞ」
「ヘ?」
まさか…!
そんなのあり得ないよ。
確か前に、あのカフェのコーヒーが大好きだって私に話してくれたんだもの。
「優月のことばっか見てて、すげぇ気持ち悪かった」
「えー?気のせいじゃない?」
「……やっぱ気づいてなかった。
あんなに舐めるように見られてんのに」
「うっ」
蒼甫君に呆れた顔をされて、ちょっとシュンとしてしまう。
「蒼甫のその話聞いたら、尚更辞めて良かったよ。
あそこって夜になると街灯少ないし、暗いだろ?
結構危ないなって思ってたんだ」
瀬名君も前にカフェに来てくれたけど、そんなことに気づいてたの?
二人とも、心配してくれていたんだ…。
二人の優しい気持ちが嬉しくて、なんだか胸が熱くなった。
あの時にさ、客の中にキャップ帽を被った20代くらいの男がいてさ」
「あ、その人って常連さんだよ。
いつも同じ席に座って、同じコーヒー飲むの」
なんで蒼甫君は、その人の話をするのだろう?
「アイツ、優月狙いだぞ」
「ヘ?」
まさか…!
そんなのあり得ないよ。
確か前に、あのカフェのコーヒーが大好きだって私に話してくれたんだもの。
「優月のことばっか見てて、すげぇ気持ち悪かった」
「えー?気のせいじゃない?」
「……やっぱ気づいてなかった。
あんなに舐めるように見られてんのに」
「うっ」
蒼甫君に呆れた顔をされて、ちょっとシュンとしてしまう。
「蒼甫のその話聞いたら、尚更辞めて良かったよ。
あそこって夜になると街灯少ないし、暗いだろ?
結構危ないなって思ってたんだ」
瀬名君も前にカフェに来てくれたけど、そんなことに気づいてたの?
二人とも、心配してくれていたんだ…。
二人の優しい気持ちが嬉しくて、なんだか胸が熱くなった。