「優月…」


優月が震えながら、泣いている。


蒼甫の名前を呼びながら…。


俺はその時、わかってしまった…。


優月と蒼甫は…。


もうそういう関係だったんだ。


もしかしたらまだなんじゃないかって、そう思いたい自分がいたけど…。


もう…抱かれていたんだな。


泣きじゃくる優月。


俺はどうしていいかわからず、優月にそっと布団をかけた。