「へぇ。国文科をねぇ」
お昼休憩、私と瀬名君は食堂に来ていた。
「うん。先生からすると、一応保険って感じみたい」
「でもいいんじゃないかな?
2年短大に行ってさ、その後写真の専門学校に行っても遅くないと思うよ?
人生長いんだし、焦ることないよ」
そうなのかな…。
なんだか他人事みたいに感じてしまう。
「優月、今日バイト?」
「うん」
「いつまで洋平のところで、バイトするんだ?」
「うーん。今は新年会シーズンで、まだちょっと忙しいみたいなんだ。
洋平君のお母さんもまだ本調子じゃないみたいだし、もう少し手伝おうかなって思ってる」
「そうか…」
口をつぐむ瀬名君。
「どうしたの?」
「ん…。まぁ、ちょっとな。
居酒屋でバイトって、ちょっと心配だから」
「えっ、どうして?」
「だって、酔っ払いとかに絡まれたりすると困るだろ?」
「うーん。前はちょっと怖かったんだけどね。
なんだか最近、あしらい方が上手くなっちゃって。
なんか平気になってきちゃったんだ」
慣れたのもあるけど、変なお客さんがいると洋平君がものすごい怖い顔で一喝するから、心強いっていうのが一番大きいんだけど。
「…なぁ、優月」
「ん?」
「あんまりたくましくなり過ぎるなよ?」
「えっ?どういう意味かな」
「守ってやらなくても大丈夫になるなよ?」
「なにそれー」
「だって最近の優月、なんか別人みたいに強くなった気がして」
「そうかな…?」
「ちょっと、ね」
うー。
確かに蒼甫君と別れてから私、ちょっと強くなっちゃったかも…。
お昼休憩、私と瀬名君は食堂に来ていた。
「うん。先生からすると、一応保険って感じみたい」
「でもいいんじゃないかな?
2年短大に行ってさ、その後写真の専門学校に行っても遅くないと思うよ?
人生長いんだし、焦ることないよ」
そうなのかな…。
なんだか他人事みたいに感じてしまう。
「優月、今日バイト?」
「うん」
「いつまで洋平のところで、バイトするんだ?」
「うーん。今は新年会シーズンで、まだちょっと忙しいみたいなんだ。
洋平君のお母さんもまだ本調子じゃないみたいだし、もう少し手伝おうかなって思ってる」
「そうか…」
口をつぐむ瀬名君。
「どうしたの?」
「ん…。まぁ、ちょっとな。
居酒屋でバイトって、ちょっと心配だから」
「えっ、どうして?」
「だって、酔っ払いとかに絡まれたりすると困るだろ?」
「うーん。前はちょっと怖かったんだけどね。
なんだか最近、あしらい方が上手くなっちゃって。
なんか平気になってきちゃったんだ」
慣れたのもあるけど、変なお客さんがいると洋平君がものすごい怖い顔で一喝するから、心強いっていうのが一番大きいんだけど。
「…なぁ、優月」
「ん?」
「あんまりたくましくなり過ぎるなよ?」
「えっ?どういう意味かな」
「守ってやらなくても大丈夫になるなよ?」
「なにそれー」
「だって最近の優月、なんか別人みたいに強くなった気がして」
「そうかな…?」
「ちょっと、ね」
うー。
確かに蒼甫君と別れてから私、ちょっと強くなっちゃったかも…。