みんなが受験ムードでピリピリの中、温度差が明らかに違う瀬名君と私は、一緒に過ごすことが自然に増えていった。
それもそのはず。
青雲の進学率は、毎年ほぼ100%に近かったから…。
私は宙ぶらりんの状態なので、担任の先生にたびたび呼び出されていた。
とりあえず受験しておけと、短大の願書まで準備されてしまう始末で。
仕方なく願書を郵送した。
しかも国文科。
私は国語の成績が5教科の中で一番良くて。
ただ、それだけの理由だった。
みんなはどうやって行きたい学部を決めているのだろう。
スイスイと希望校を決めるみんなを見ていて、私はなんだか不思議だった。
私ってもしかしたら、ちょっと変わっているのかもしれない。
よく洋平君には言われるけど。
今頃気付いたって感じかな…。
それもそのはず。
青雲の進学率は、毎年ほぼ100%に近かったから…。
私は宙ぶらりんの状態なので、担任の先生にたびたび呼び出されていた。
とりあえず受験しておけと、短大の願書まで準備されてしまう始末で。
仕方なく願書を郵送した。
しかも国文科。
私は国語の成績が5教科の中で一番良くて。
ただ、それだけの理由だった。
みんなはどうやって行きたい学部を決めているのだろう。
スイスイと希望校を決めるみんなを見ていて、私はなんだか不思議だった。
私ってもしかしたら、ちょっと変わっているのかもしれない。
よく洋平君には言われるけど。
今頃気付いたって感じかな…。